今では、JACK
LIONの名前で知られているイメージがありますが僕にとっては今でも「びっくりギターズ」なんです。
確か初めて阪急茨木駅近くのびっくりギターズに行ったのは、高校一年の時。7弦ギターの弦が当時は出回ってなく、どこに行っても手に入らなかったのです。そんな中偶然に立ち寄った楽器屋さんがびっくりギターズでした。明らかに他の楽器屋さんとは違う・・・というのが最初の印象でした。決して広くない店のスペースに何人もの若いミュージシャンたちが集まってくる理由は、一人一人との会話を大切にしてくれて親身になって考えてくれる店のスタッフの人柄によるものだと思います。これが本来の「楽器屋さん」のあるべき姿だと思うのです。
東京に行ってからもいろいろ有名な楽器屋さんに立ち寄りましたが、いつもびっくりギターズが恋しくなりましたね。
「JACK LION」が出来てからはLIVE TOURなどで来ていますが、びっくりギターズの意志がしっかり引き継がれたLIVE
HOUSEで一緒に連れてきたプロミュージシャンたちもみなさん笑顔で帰っていきます。「また来たい」「帰って来たい」と思える場所ですね。極端な話、自分がここまで来れたきっかけはびっくりギターズだったのです。
渡米してアメリカで挑戦しようと思ったのもびっくりギターズに長年通って培われた意志によるものだと思います。
将来、アメリカで名のある日本人ギタリストになることが出来たならJACK
LIONに必ず恩返しをしたいと思います。こんな素晴らしい場所から外の世界に羽ばたくミュージシャンがもっともっと出てきて欲しいと願います。そのきっかけをJACK
LIONに来たバンドマン、ミュージシャンたちは(気づかないだけで)すでに掴んでいるはずです。
帰国した時は、必ず遊びに来ます。なぜなら・・・ここは僕にとっての第2の実家なのです! <ISAO>
【2012年】
Jack Lion12周年、本当におめでとうございます。
僕にとっては、阪急茨木駅前にあった「びっくりギターズ」からの付き合いなので、もう真柴さんに出会って15年以上になります。
高校生の頃、何気なく立ち寄った町の楽器屋さん。確か、最初の来店の目的は7弦目のギター弦の注文だった様に記憶しています。
大手の楽器屋にはあまり無い、暖かいアットホームな雰囲気がそこにありました。それは今のJack Lionも同じですね。
「びっくりギターズ」に遊びに行っては、一日中爆音でギターを弾いていました。今思えば迷惑な客ですね。それでも、そんな中、色々な共にしのぎを削る事の出来る友達もでき、今ではメジャーの一線で活躍しているミュージシャン達にも、当時出会う事が出来ました。
その後、上京、渡米と僕の辺りでは目まぐるしく環境が変わっても、Jack Lionに帰ると、毎回まるで実家に帰って来たかの様に暖かく迎えてくれました。
ツアーで連れて来たMike Mangini、Thomas Lang、Philip Bynoe等、ワールドワイドなミュージシャン全員が最も印象に残ったライブハウスの一つに必ずJack Lionを挙げます。
真柴さんは、僕の事を茨木発世界行きのギタリストと仰ってくれましたが、Jack Lionこそ世界レベルのライブハウスでは無いでしょうか?
国内、そしてアメリカでも様々なライブハウスで演奏してきた僕の経験から見ても、そう思います。
最先端の機材、照明などとにかくお金をかけ、立地条件も素晴らしいライブハウスはこの世にいくらか存在します。正直Jack Lionはそのどれにも当てはまらない様に思います。にも関わらずこれだけ良いライブハウスだと感じるのは、そこに居る「人の暖かさ」によるものだと思います。
そんなJack Lionは今でも僕の「ホームグラウンド」であり「実家」です。
ISAO