<フジファブリック 山内総一郎>

JACK LIONの木製の扉をくぐると何時も自分の中の何かがリセットされます。
音楽を始めた15歳の頃から入り浸り、風船をホールに敷き詰めてライブをしたり、バンドの衣装が青ラメのベストというヘンテコなバンドをしたり、ジャックライオンの楽器屋「びっくりギターズ」では、買いもしないのに店に並んでいる売り物のギターやエフェクターを端から端まで試奏させてもらったり、カタログを片手に「これええ音なん?」と何度も質問攻めをしたりと今もそうですけどはっきり言って迷惑なヤツでした。
僕だけじゃなく、一人でぽろぽろとギターを弾いているといつの間にかベース、カフォーン、叫びなどが参加しお客さんが入れないくらいの大人数で店内大セッション大会に!!!
いつもみんなこの場所を遊び場としてFULLに使っていました。
本気で遊びました。
その遊び場も遊具が変わったり、訪れる人が変わったり、その遊び場を変えようとする人がいたりするから独特なニオイを放ちながら日々変化や進化を繰り返しているのだと思います。
それはその場所自体が音楽になっているということだと思うのです。僕にとってもかけがえのないものです。
だから、JACK LIONの木製の扉をくぐると独特なニオイが自分の中の何かをリセットさせてくれます。
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